※前田様の説明を克明に文字起こしは出来ていません。重要ポイントと思われることを箇条書きにて記述させていただきます。
美術館一階入り口での説明
■この美術館は、本来、11代今右衛門の頃から、自分の作品づくりの参考のために収集したものを集め、平成8年9月に設立されました。
■1階が初期伊万里、2階が輸出の伊万里。鍋島文様、3階には制作工程や10代以降の今右衛門が展示されています。
■10代以前(江戸時代後期)は、上絵付専門であったのが、明治以降、藩の制度がなくなり、「窯」を設立することになったので、10代以降を特別の区切りとしています。
※ここで前田様から、2016年11月3日の西日本新聞の記事コピーをいただきました。内容を次の通り要約します。
記事タイトル「色絵磁器の草創明らかに」
■山辺田遺跡の赤絵窯遺構「古九谷論争」有田説に決定打
《記事要点》
1.従来、加賀藩ゆかりの「古九谷様式」は、そのルーツが現在の石川県にあるのか、それとも有田にあるのか、論争の対象となっていた。
2.2013年、有田町・山辺田の窯場跡の発掘調査で、約500点の陶片が発掘され、その中に「古九谷様式」の陶片も含まれていたことから、古九谷様式有田発祥説が有力となり、「古九谷論争」が加熱した。
3.しかし、2015年の発掘で、赤絵窯の遺構が発見されたことにより、さらに有田発祥説が有力となった。絵具の付着した乳鉢や窯壁など、色絵磁器の「工房」が明らかとなり、生産物である「陶片」とも併せると、証拠としての評価が高くなったからである。
■ここから先は、かなり文字起こしが難しく、音声入力での記述は意味不明の状態になっています。せっかくの前田様の説明が不正確になってはいけませんので、敢えて音声のままアップロードします。各自の聞き取りにより復習の参考にしてみてください。
前田様ご説明の音声ファイルです
画像参照サイト Tripadvisor 今泉今右衛門窯
参考サイト IMAEMON MUSEUM